「Love at first sight」(ウエディングティアラ Wedding tiara:K18PKG,YG,シルバー,ピンクシェル,CZ)
【2008年】 第4回個展「Love at first sight(ラブ アット ファースト サイト)」開催
○会場○ (ギャラリー悠:厚木)
造形物や景色、メロディや言葉など、世の中には沢山の美しい存在があります。 特に自分は創作ジュエリーという造形物で自己を表現しているので、目から入ってくる情報には多くの感情を抱きます。 一目見た時に、体中の細胞が目覚めるような感覚。今まで感じた事のない、目から入ってくる衝撃。 足の先から頭のてっぺんまで、体中に流れる血が勢いを増し、まるで今までの人生はこの瞬間の為にあったのだと。 自分の美的センスは、今、目の前に存在する造形物を理解する為に磨かれてきたのだと感じる瞬間。 そんな美しい物への想いを表現しました。 Love at first sight 一目惚れ。
ちょうどこの頃、某国が報復として対立組織に対し武力行使を行っている映像が、毎日報道されていました。 戦争に関しては双方様々な理由があり、そこに絡む利権もあり、一作家風情には見えない事が多く、考えさせられます。 しかし、罪の無い人々が巻き込まれ、命を落とし、悲しみの涙が流れる事は、確実に間違っています。 そんな自分の想いを、ギリシャ神話の平和の女神「エイレーネ」をモチーフに簪を制作しました。 Tears of Eirene 「Tears run into the earth. 私の涙を大地が受け入れ changing to a shape of water and soil. 土となり水となり形を変え That reaches to your hands. あなたのもとに届くでしょう A piece out of the earth. 大地から彫り出した塊 The shine of a piece never fade out. 決して色あせることのない無二の輝き A piece my jewelry give a happiness to you. 私のジュエリーがあなたに幸福を運びますように…」